SAFETY

安全について

液体可燃物を燃焼して発生する直火は、お客様にとって危険物になり得ます。そこで、直感的に暖炉を操作するお客様を危険から守るため、ebios-fire® 製バーナーは最大限の安全性が考慮された設計となっております。

ebios-fire® 製品の各モデルにつきましては、弊社工場内研究所で燃料消費量、熱出力、炎の特性、素材の耐久性など、広範にわたる検査を行っております。大部分のebios-fire® 製品はTÜVドイツによる安全性検査・認証を受けております。

Sparthermは、2009年より新たに策定された欧州向けバイオエタノール暖炉基準の策定を担当する、専門家パネルのメンバーを務めております。この基準は将来欧州全域で適用される予定です。

また、欧州内の同業他社やバイオ技術専門の化学者や、標準化団体、消費者の安全を考える団体と連携を通し、弊社ノウハウの強化を図っております。そして最高レベルの安全性、機能性、品質を最優先した設計に基づく製品を作るべく努めております。

輸送中の衝撃や事故を避けるために、すべてのebios-fire® 製品は工場内に併設された研究所で入念な検品を経て梱包されております。

ebios-fire® 製バーナーには、お客様が安心して安全に暖炉をお使いいただけるよう、ebios-fire® 製バーナーの表面に図や記号を使った安全表示を施しております。

各モデルに関する取り付け方、お手入れ方法、バイオエタノール燃料などに関する有用な情報につきましては、取扱説明書に記されておりますので必ずよくお読みください。 ​

CUSTOMER RESPONSIBILITY -消費者の責任について-

美しい炎を楽しんでいただくお客様のために最も安全なバイオエタノール暖炉の製造を目指して努力を続けております弊社ですが、ebios-fire® 製品を安全に操作するのは、最終的にお客様の安全意識に負うところとなります。

そこで、お客様には弊社の安全規定を遵守していただくことを改めて申し上げておきたいと思います。

まず、必ず取扱説明書をお読みになられたうえで、記載されている内容をお守りください。お客様以外の方が暖炉をお使いになる場合も、必ず取扱説明書をお読みになったいただいたうえで、内容に従ってお使いいただくようにしてください。

弊社は、お客様によるebios-fire® 製品の部品やデザインを変えることを推奨いたしません。また暖炉の炎をお使いになる時での、装飾用セラミック製の薪や小石などの併用も推奨いたしません。お客様がこれらを行った場合は保証の対象外となります。
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Room Air QualityY -お部屋の空気について-

お部屋で酸素が消費されることで空気質の低下が起こることが話題にならない反面、二酸化炭素の発生について話題になることがあります。しかし、二酸化炭素は本来空気中に存在するもので植物、動物、人間から生成されるだけではなく、バイオエタノール燃料などが燃焼する過程においても生成されます。

2人の人間が呼吸することによって発生する二酸化炭素は1時間あたり75g。

0.5リットルのバイオエタノール燃料が燃焼する時、1時間あたりで発生する二酸化炭素の量は740g。

酸素は空気質の低下を招く第2の要因と言ってよいでしょう。空気中の酸素濃度は21%。つまり床面積40㎡、天井高2.5m（100㎥）の部屋には26kgの酸素が含まれていることになります。

休息中の成人2人が1時間に消費する酸素量は約55g。

0.5リットルのバイオエタノール燃料は1時間あたり800gの酸素を消費します。

最後に述べることになりましたが、重要なのはバイオエタノール暖炉をご使用中に行う換気の回数です。定期的に換気を行うことが、二酸化炭素の排出と酸素の消費および空気質の低下を抑えることにつながるとご留意ください。 ​